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がん遺伝子リスク検査は、DNAを解析して癌へのかかりやすさを調べる検査です。自分の癌組織や血液からDNAなどを取り出し、癌関連遺伝子の変異を解析し、癌にかかる可能性を調べます。この検査は、癌に関わる複数の遺伝子をセットで調べることができるので、1種類の遺伝子だけに絞った検査ではわからなかったような変異が見つかることがあります。また、自分が持つ遺伝子変異の組み合わせが明らかになり、一人一人に適した治療につながります。ただ変異がありましても必ずしも癌になるということではありません。
ご希望のお客様には、検査結果についてより詳細に医師からご説明いたします。また、検査結果の開示内容もご自身で選んでいただくことができます。
検査で得られた情報は、プライバシーマークに準拠して厳重に管理しております。
がんは、正常な細胞の遺伝子に傷がつくことで発症します。遺伝子に傷がついて、細胞が正しく働かなくなることでがん細胞になります。がん遺伝子パネル検査では、患者様のがん関連遺伝子に傷があるかどうかを調べ、がんへのかかりやすさを調べます。
マイクロRNAとはDNAから写し取られた短い核酸分子で、体の中で遺伝子やタンパク質を制御しています。癌特有のマイクロRNAは癌の転移や病態などに関与しているので、血液中のマイクロRNAの種類と量を調べることで、採血だけで様々な癌を早期に見つけることができる、新しい診断マーカーとして期待されています。従来の検査よりも感度が良く(96%以上など)、新しい診断マーカーとして期待されています。
一般的に人間ドックを受けると、検査項目の中にがんの発見に用いられる腫瘍マーカー検査が含まれていることがあります。がん遺伝子リスク検査とマイクロRNA検査・腫瘍マーカー検査の違いを端的に言うと、がん遺伝子リスク検査は「将来のがんへのかかりやすさを調べる検査」であり、マイクロRNA検査や腫瘍マーカーは「現在、体内にがんがあるかどうかを調べる検査」といえます。
がん遺伝子リスク検査 = 将来のがんへのかかりやすさを調べる
がん遺伝子パネル検査によって、家族性のがん遺伝子変異が見つかる場合があります。その場合、ご両親やご兄弟など、ご家族にも同じ遺伝子変異があると考えられます。そのような結果が出た場合、ご自身のみならずご家族が病気にならないか不安になったり、ご家族にその事実を伝えるとご家族が不安になって、「遺伝子変異があることなど知りたくなかった」と仰ることも考えられます。ご希望のお客様には、遺伝性の腫瘍が疑われる検査結果が出た場合、結果をお知らせしないようにすることも可能です。また、ご希望のお客様には、検査結果についてより詳細に医師からご説明いたします。